周辺環境、時代の変化に合わせてご自身オリジナルの経営戦略というものをお持ちでしょうか。
「売り上げが伸びない」
「自分たちの提供するサービスに飽きられてしまってはいないか」
日々の悩みを解決するヒントを皆さまにお伝えしていこうと思います。
今回は、アンゾフのマトリクスについて解説します。
戦略に関して古来様々な学者が研究していますが、その代表的な研究者の一人が「経済戦略の父」と言われる、経済学者のイゴール・アンゾフです。
アンゾフは1918年生まれのロシアの経営学者です。
これまで軍事用語であった戦略を経営学に取り入れ、彼は「経営戦略」などの著書を発表しました。
今回は彼の代表的なフレームワークである、アンゾフのマトリクスについてご紹介します！
事業を拡大する際にとても役立つのでぜひ、参考にされてみてください。
アンゾフのマトリクスとは何？
アンゾフは市場と製品を既存と新規に分け、合計4つの戦略それぞれの組み合わせでとるべき戦略が決まると唱えました。
これがアンゾフのマトリクスです。
アンゾフのマトリックスが唱えていることは…
長く続き会社というのは、常に変化をし続けているということです。
生き残る為には変化が必要。
その変化を起こすためのフレームワーク（枠組）これが、アンゾフのマトリックスになります。
さて、アンゾフのマトリックスから私たちは何を学ぶことができるでしょうか。
市場浸透戦略について
既に販売している商品をその市場の中で浸透させていく戦略です。
市場に浸透させるには広告活動を推進していく必要あります。
整骨院・鍼灸院でいえば、提供するサービス内容はそのままに、打ち出し方を変えていきます。
ポスティングのやり方や、ホームページのSEO対策など強化していくことで、お客様に足を運んで頂くきっかけ作りをしていく戦略法です。
最初の方に、長くいき続けるには変化していくことと述べましたが、市場浸透戦略の部分は内容そのものは変化しません。
今できることを維持して提供していく部分になります。
新市場開拓戦略
既存の商品を新たなターゲットに対してPRしていく戦略です。
新市場は二つあり、地理的な新市場と、ターゲット的な新市場です。
地理的な新市場とは、競合店がいない地域に新たな鍼灸院をオープンさせることで、ターゲット的な新市場とは同じ場所で新しいターゲットを開拓することを指します。
30代の女性向けのメニューを10代の男子高校生向けにPRするといった戦略が考えられます。
新製品開発戦略
既にターゲットとしている市場に新しい商品を開発して投入していく戦略です。
大企業の場合には商品開発のために莫大なリソースをつぎ込みます。
鍼灸院・整骨院の場合は、基盤となっている客層に対して新たなメニューを追加で勧めるといった戦略です。
多角化戦略
多角化戦略とは新たな市場に新たな製品を投入し、事業の幅を広げる戦略です。
多角化することで周辺環境の変化に対する耐久性が強くなるメリットがあります。
新たな地域に鍼灸院をオープンさせ、そこで既存の店舗とは違うメニューや雰囲気を持たせるといったことが多角化戦略の一例です。
1店舗で営業していくよりも、経営が安定する可能性がありますよね。
まとめ
鍼灸院・整骨院の経営を成功させるためのヒントの材料にアンゾフのマトリクスについてご紹介してみました。
売上がうまく伸びずにお悩みの方や、今後お店を拡大していこうとお考えの方は、アンゾフのマトリクスの考え方を導入してみてはいかがでしょうか。
鍼灸経営コラムではメイプル名古屋より
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